コース作りをしたことのない方、今まで誰かの作ったコースで遊ぶことばかりだった人向けになります。
自分も作っているのですが、コース作り自体はさほど難しいものではなく、たとえゲームをぜんぜん触ったことのない人でも簡単に作ることができます。実はコース作りは0から始める訳ではなく、最初にデフォルトのコースがいくつもあるので、そのまま投稿しても大丈夫な状態になってます!
1から自分のステージを作っていくとなると、どんなコースにするのか、初心者向けなのか、玄人向けなのか、謎解きにするかなど作る内容が人それぞれになってしまいます。今回はどんなコースでも必要になってくる内容を紹介していきたいと思います。
コース作りの手順
コースを作る場合、3ステップあります。
Ⅰ.コースのジャンル決定
Ⅱ.テーマに沿って作成
Ⅲ.投稿
この流れに沿って行えば、基本的にある程度人が来て、楽しめるコースが作成できます。
コースのジャンル決定
ジャンルは必ずコース作りを始める前に決めてもらいたいです!ジャンルが曖昧だと、良いコースが作りにくいです。
謎解きステージは時間をかけて謎を解き明かしていきます。一方、スピードランというジャンルでは、走り続けて止まることなく障害物を乗り越えてゴールするステージになっています。謎解きにするか、スピードランにするかでだいぶ内容が違うと思いませんか?
おそらく誰かのコースをいくつか遊んでみると、「こんな感じのコースがあるんだ!」と感心したと思います。その中で自分が作ってみたいコースのイメージがなんとなく生まれていると思うので、まずはそのイメージをしっかりさせます。
コースジャンル一覧
スタンダード
今まで数々のスーパーマリオで遊んできた公式のコースをイメージして作られたコースのことです。「1-1」だとか「初めて作ってみた」という感じのコース名によくある名前です。
謎解き
バグを使用した知らなければ解けないようなコースや、スキンごとの仕様やパーツの組み合わせで試行錯誤しないと解けないコースのことです。どうやればいいかを解き明かす楽しさがあります。
タイムアタック(スピードラン)
走り続けて止まることなく障害物を乗り越えてゴールするコースです。タイミング良くジャンプすることでクリアできるものから、スピンやバネを使ったテクニックなどの難しい技術が使えなければクリアできないものまであります。爽快感があり、やり込めるジャンルなので、初心者も上級者も楽しめます。
オートスクロール
一定の速度で画面が移動していき、自分がその移り変わりのなかで生き続けるコースになります。クッパがいたりすると一気に前に進めないので、難易度が上がったりします。
オートマリオ(全自動)
遊ぶ側がなにも操作しなくてもクリアできるコースです。当たりそうで当たらないギリギリのスリル感を操作せずに楽しめるのでけっこう面白いです!どちらかというとコースを作る側が努力するという感じです。
音楽
こちらも全自動コースなんですが、スリル感があるコースではなく、音楽が流れるコースになります。こちらも遊ぶ側は楽しむだけで、作る側が努力して作っていく必要があります。
一発ネタ
一度仕組みが分かってしまえば簡単にクリアできたり、このスキルがあればクリアできるといったコースのことです。
みんなでバトル
2から出たジャンルで、みんなでバトルのコースとして使われることが多いです。良いコースを作るのは追い越し追い越されができるようにする必要があります。誰もが認めるコースを作るには少し難しいジャンルとなってます。そこで誰でも作れるようなみんなでバトルのコースを、こちらの記事で紹介しているので、是非見てみてください!
ギミック
なにかスキルを必要とする仕掛けや、なにかを見つけなければならないなど工夫した仕組みの総称のようなものなので、幅広いイメージです。何かと面白いステージが多いので、遊ぶ場合にはおすすめです。作る場合はギミックというジャンルを作るとするよりも他のジャンルでもっと明確にした方が作りやすいです。
鬼畜コース
完全に上級者用のコースです。バネジャンやフレーム2くらいしか猶予のない難関ギミックが多数存在します。聞いたことない言葉が多いかも知れませんが、もしマリオメーカーを長く楽しんでいくなら必ず鬼畜コースに出会うと思います笑 コースを投稿するとき、必ず自分でクリアする必要があるので、初心者のうちは作成不可能だと思います。
特殊ステージ
「コインを一定以上集める」「ビルダーマリオの状態でクリアする」「ジャンプ禁止」と言ったように条件があるコースのことです。今までのマリオとは一味違ったコースを楽しめるので、オススメです!
どんなジャンルにするか決まりましたか?
決めたジャンルに沿ってコース作成
それでは自分のコースを作る作業に移ります。コースのイメージをしてもらったとき、以前遊んだコースを思い浮かべてもらったと思います。そのコースの地形、敵の位置、面白い仕掛け、難しいと感じた仕掛けなどををマネて作ることが一番いいです。実はほとんどすべてのコースが誰かのコースを参考にして作られています。最初から奇抜な仕掛けを作れる人なんていません笑 だからあなたのオリジナルコースを作りたいのなら、参考にしたコースを組み合わせるというのがベストです。
ここから具体的にコースを作る方法を説明をしたいと思います。
まずは小さな仕掛けをいくつも作ってみる

小さな仕掛けというのは1画面に収まるくらいの大きさです。正直1画面に収まらない仕掛けだと全体が見えないのでちょっとやりずらいというのもあります。このタイミングではコースの一部分をいくつも作っていくというイメージで、最初から仕掛けをつなぎ合わせておく必要はありません。あくまで、思いついた面白いアイディアを試しに作ってみるような感覚で大丈夫です。面白い仕掛けができたときの興奮は、コース制作における楽しさの1つなので、どんどん思うままに作ってみましょう!
もしアイディアがなかなか出なければ、他人のステージをプレイしてみるといいですよ。アイデアの引き出しやひらめきにつながるのでオススメです!!
仕掛けができたら試しにプレイしてみるといいですね。
このとき
・ちゃんと思っていた動きをしてくれる仕掛けか
・難易度はどれほどなのか
このあたりを確認してください。
難易度の調整は、誘導用のコインを置いたり、敵の数を減らしたり、1マス分変更してみたりしてみてください。テストプレイを何度もして自分の理想の難易度にすることが大切です。
仕掛けをつなぎ合わせる
ある程度仕掛けが完成したら、どの順に仕掛けを配置していくかを決めます。この工程でコースの流れが確定します。
このとき、アイテムや中間地点をどこに設置するかも考えると良いです。コース全体をどれくらいの難易度にするかを意識してください。
コース全体の難易度は
「いくつかの場所でキノコが与えられて、中間地点もある」というコースより「最初はフラワーがもらえるが、最後までも中間もアイテムなく、最後に一番難しい仕掛けがある」というコースの方が難易度は上です。また、アイテムと中間が同じ条件でも、後半に難しい仕掛けがある方が難易度は上がります。単純に後半に到達するまで時間がかかるため、練習が一番しにくいからです。
「アイテムが仕掛けを突破する度にもらえる」というのはあまりよろしくありません。ダメージ直後の無敵時間で強引に突破されてしまうからです。
コースの雰囲気をつくる
内容は決まったので、あとはコースの雰囲気作りを行います。

水中コースならツタを下に生やしてわかめのようにする、地面の内側に穴を開けたり、コインを使って文字を作るなど自分のコースを面白そうに見えるようにオシャレにしていきます。意外と雰囲気が良さそうだと良質ステージに見えやすいので、手を抜かないようにしましょう。
この工程では、技術ではなく、美的センスが問われます。そこまで悩む必要はないので、物足りないな、殺風景だなという場所を中心に工夫してみてください。
最初から最後までプレイして、微調整をする
コースの流れと雰囲気ができあがったら、実際に最初から最後までプレイして見ましょう。
このとき
・コースをつなげたことで、どこかに問題が発生していないか
・装飾したせいで、コースに支障が出ていないか
・自分の思い描いていたコースジャンルとなっていて、統一感のあるコース設計ができたか
このあたりを修正してください。特に、一度ミスしてしまうと先に進めなくなるコースになってしまうことが多いです。鬼畜コースならいいかもしれませんが、楽しく遊べて、良質なコースを作るのが今回の目的ですので、しっかり修正していきましょう。
投稿
いよいよ最後の仕上げです。まずは一度最初からはじめてクリアできるコースだと言うことを示さなければなりません。テストプレイを部分的でも通しでもやっているので特に問題はないかなと思います。

①ロボットボタンからコースのセーブを行います。このとき、右の画像のように表示されます。
②セーブ後、再びロボットボタンを押すと「上書きセーブ+投稿」という欄があるので、そこからクリアチェックを行います。
③コースの説明

そんなに難しく考えなくて大丈夫です。人気なコースの説明を見てもらえれば分かると思いますが、20,30文字くらいです。簡単にコースのコンセプトを説明しているコースもあ利マスが、週間1位のコースで何も書いてない場合もあるので、自分の書きたいことを書けば大丈夫です。
④タグ(ジャンル)の設定

コース制作の最初に決めたジャンルを選択してもらえれば大丈夫です。2つまで選択できるので、自分の決めていたジャンルが2つあればそれを選択しましょう。ない場合でも定義が広めの「一発ネタ」や「ギミック」を2つ目に選んでおくのが一番いいと思います。タグがあると、遊ぶ側が見つけやすくなり、コースを遊んでくれる人が増えやすくなるからです。 だからといって、1つだけでも問題ないですよ。
ステージの作り方は以上です。自分の納得できるコースをつくるには、なかなか難しいです。ある程度形になったら試しに投稿してみるのも良いと思います。ぜひ楽しんでください!
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